東北大学への進学を考えている受験生や保護者の方の中には、
「キャンパスはどのくらい広いの?」
「川内・青葉山・星陵キャンパスは、1日で回れる?」
「駅からの道や坂道、休憩場所も確認しておきたい」
と考えている方も多いのではないでしょうか。
私は2026年7月30日、東北大学オープンキャンパスに実際に参加し、川内キャンパス、青葉山キャンパス、星陵キャンパスを回りました。
この記事では、公式情報と、混雑、移動、坂道、休憩場所などの現地体験を分けて紹介します。お部屋探しに役立つ下見方法もまとめました。
この記事の現地情報は、2026年7月30日に訪問した際の体験をもとにしています。開催日、プログラム、シャトルバス、利用できる施設などは年度によって変わるため、参加する年度の東北大学公式案内をご確認ください。
2026年の東北大学オープンキャンパス概要
【公式情報】
2026年の東北大学オープンキャンパスは、7月29日・30日の2日間、現地とオンラインを組み合わせて開催されました。現地会場は次の3キャンパスです。
| キャンパス | 主な対象学部 |
|---|---|
| 川内キャンパス | 文学部・教育学部・法学部・経済学部 |
| 青葉山キャンパス | 理学部・薬学部・工学部・農学部 |
| 星陵キャンパス | 医学部・歯学部 |
全体としては事前申込不要でしたが、学部や企画によっては事前申込や当日の整理券が必要でした。参加する年度の学部別プログラムも確認しましょう。
【現地体験】
当日は、保護者と一緒に参加する高校生、友人同士で回る高校生のどちらも見られました。また、高校が貸切バスを用意し、先生が引率して参加している学校もありました。
模擬授業、卒業生の講演、在学生の発表や懇談もあり、大学での学びや卒業後を想像できる内容でした。

実際に訪問した3つのキャンパス
川内キャンパス|川内駅はキャンパス内にある
最初に訪れたのは川内キャンパスです。
【公式情報】
仙台市地下鉄東西線の川内駅は、川内キャンパス内にあります。川内北キャンパスは、主に1・2年生が全学教育科目を学ぶ場所です。川内南キャンパスには、文学部・教育学部・法学部・経済学部の施設があります。川内南キャンパスへは、国際センター駅からも通えます。
【現地体験】
川内駅はキャンパス内にあるため、駅を出た時点で川内キャンパスです。出口から地上へ出ると、すぐ近くに大学の建物と「東北大学」の時計塔が見えました。
ただし、川内キャンパス内は広く、川内北と川内南では目的地も異なります。「駅を出たらキャンパス」でも、参加したい会場までは時間がかかる場合があります。案内看板や当日のマップで、学部・建物・受付場所を確認してから移動しましょう。

川内南キャンパスへは国際センター駅からも通えます。最初に向かう建物に合わせ、駅を使い分けると移動しやすくなります。

川内南キャンパスでは、経済学部の模擬講義、卒業生講演、在学生発表会や懇談会などが案内されていました。廊下や掲示板にも研究やゼミの情報があり、模擬授業に参加しなくても大学での学びを知る手がかりになります。

青葉山キャンパス|学部によって場所が大きく異なる
次に、青葉山キャンパスの工学部、理学部・薬学部側を訪れました。
【公式情報】
仙台市地下鉄東西線の青葉山駅は、青葉山キャンパス内にあります。
【現地体験】
青葉山駅も、駅を出た時点で青葉山キャンパスです。ただし、理学部・薬学部・工学部・農学部などの施設が広い範囲に分かれているため、目的の学部や建物までは時間がかかります。「駅からキャンパスまで」ではなく、「駅から目的の建物まで」の移動時間を考えることが大切です。
キャンパスマップは大きく、建物番号も細かく分かれています。事前に学部の位置、利用する駅出口、受付会場を調べ、当日は案内看板も確認することをおすすめします。

工学部では多くの高校生が行き交い、学科ごとの案内や展示が行われていました。薬学部の廊下にも研究や大学生活に関する掲示がありました。

星陵キャンパス|医学部・歯学部を志望する方が確認したい場所
最後に星陵キャンパスを訪れました。
【公式情報】
星陵キャンパスは医学部・歯学部などの施設があるキャンパスです。最寄り駅の一つである地下鉄南北線・北四番丁駅からは、東北大学の案内で徒歩約9分が目安とされています。路線バスでは「東北大学病院前」を利用する方法もあります。
【現地体験】
2026年のオープンキャンパスでは、川内キャンパスの萩ホール付近から星陵キャンパスへ向かうシャトルバスが用意されていました。そのため、土地勘がなくても3キャンパスを回りやすいと感じました。
ただし、シャトルバスの運行経路や時刻は年度によって変わる可能性があります。翌年以降も同じ運行があると決めつけず、当年度の案内を確認してください。

キャンパス間はシャトルバスで移動しやすかった
【現地体験】
2026年は、川内キャンパスの萩ホール付近を起点として、青葉山駅方面、青葉山キャンパスの理学部・薬学部方面、星陵キャンパス方面へ向かうシャトルバスが運行されていました。
シャトルバスで移動の負担を抑えられました。スタッフや警備員も多く、道路横断時にも案内がありました。
バス待ちや乗降時間も見込み、午前と午後で訪問するキャンパスを分けると安心です。

川内キャンパスから青葉山キャンパスまでの坂を実際に歩いて確認
お部屋探しの下見という視点では、川内と青葉山の間にある坂道も確認しておきたいところです。
【現地体験】
今回は、川内キャンパスから青葉山キャンパス方面へ続く道路を実際に歩きました。見学や写真撮影をしながら移動したため、純粋な徒歩所要時間は計測していません。
長い上り坂とカーブが続き、歩道が狭く感じられる場所や車の動きが見えにくい区間もありました。夏の徒歩移動は、距離だけでなく高低差の負担も大きいと感じました。
川内駅と青葉山駅は地下鉄東西線で隣駅です。複数の予定がある場合や暑い日は、地下鉄やシャトルバスを利用しましょう。


青葉山への通学は地図上の距離だけで判断せず、地下鉄、原付・バイク、電動アシスト自転車なども含めて検討しましょう。
地下鉄駅とキャンパス内は混雑していた
【公式情報】
2026年はオープンキャンパスに合わせて地下鉄東西線が増便され、仙台駅、川内駅、青葉山駅、国際センター駅などの混雑が予想されると案内されていました。
参考: 仙台市交通局・東北大学オープンキャンパス開催に伴う地下鉄東西線の増便
【現地体験】
当日は、仙台市内や近隣市町村から地下鉄で来たと思われる高校生が多く、駅構内は混雑していました。キャンパス内でも、人気のプログラムや移動時間が重なる場所では多くの参加者が行き交っていました。
地下鉄への乗車、キャンパス内の移動、受付にも時間がかかります。開始時刻の15~30分前に会場付近へ着ける計画が安心です。
学校単位で貸切バスを利用する例もありました。学校行事として参加する場合は、当年度の団体向け案内を確認しましょう。

食事・休憩・トイレは「見つけたときに確認」がおすすめ
【現地体験】
訪問日は暑く、屋外を歩き続けると体力を消耗しました。一方、休憩所が複数あり、休みながら見学できました。
川内キャンパスでは、食堂などが入る川内の杜ダイニング周辺にも休憩場所が設けられていました。キャンパスが広いため、疲れてから探すのではなく、到着時に休憩所、飲み物を購入できる場所、食事場所、トイレを確認しておくと安心です。
川内北キャンパスには複数の食堂があり、オープンキャンパス当日は食堂マップやメニューも掲示されていました。食堂や売店の営業は年度や時間帯で変わる可能性があるため、当日の案内を確認してください。

キャンパス内や休憩所周辺にはトイレが複数あり、トイレに並んでいる人は見かけませんでした。私も川内キャンパスの図書館にあるトイレを利用しました。ただし、利用状況は時間帯や参加人数によって変わるため、次の予定へ向かう前に余裕を持って済ませておくと安心です。

保護者と一緒に確認したい場所
受験生が模擬授業を見ている間に、保護者が生活面を確認する分担もできます。
- 最寄り駅・バス停から学部の建物までの経路
- 坂道、階段、歩道、夜間に暗くなりそうな場所
- 食堂、売店、図書館、休憩場所、トイレ
- 自転車・バイクの駐輪場所
- 大学生協や住まいの相談窓口
- 周辺のスーパー、コンビニ、病院
川内キャンパスでは図書館内も見学できました。講義室だけでなく、自習環境も確認すると入学後の1日を想像しやすくなります。

オープンキャンパスと一緒に部屋探しの下見をする方法
少し時間を確保すれば、住む場所を考えるための下見もできます。
志望学部のキャンパスと学年による移動を確認する
東北大学では、学部や学年によって主に通うキャンパスが変わります。例えば、理系学部では1・2年次に川内キャンパス、専門課程で青葉山キャンパスへ通うケースがあります。医学部・歯学部・保健学科を志望する方は、川内と星陵の両方を確認しておくと、住む場所を考えやすくなります。
片平キャンパスは大学本部や研究所などが集まる東北大学発祥の地ですが、今回の学部別オープンキャンパスの主要会場ではありませんでした。
駅から大学まで実際に歩く
川内駅と青葉山駅はキャンパス内にありますが、目的の建物までの経路は実際に歩いて確認しましょう。坂道、信号、歩道、交通量に加え、雨の日や冬の凍結時も想像します。
住宅街と生活施設を見る
大学の中だけでなく、候補となる住宅街へも歩いてみましょう。川内キャンパス周辺の川内三十人町にはローソン、川内亀岡町にはダルマ薬局があり、食品、飲み物、日用品、医薬品などを購入できます。


また、川内亀岡町と川内三十人町には弁当店もあります。大学の食堂だけでなく、コンビニ、ドラッグストア、弁当店などの位置を確認すると、入学後の食事や買い物を具体的に想像できます。


店舗の営業日・営業時間・取扱商品は変更される可能性があります。物件を検討するときは、実際に利用する時間帯に営業しているかも確認してください。
当日は情報収集、内見は別日でもよい
川内キャンパスには、大学生協の住まいに関する相談案内もありました。ただし、オープンキャンパス当日は模擬授業やキャンパス移動で時間が限られます。
当日はエリアと希望条件を整理し、内見は前日・翌日や別日に設定してもよいでしょう。遠方から来る場合は事前予約が安心です。

オープンキャンパスに合わせて確認したいエリアや通学経路、内見の進め方は、「東北大学のオープンキャンパスで部屋探しの下見をしよう|確認したいエリア・通学・住環境」で詳しく解説しています。
実際に参加して初めて分かったこと
特に印象に残ったのは、川内駅・青葉山駅がキャンパス内にあっても目的の建物までは時間がかかること、川内から青葉山への坂と歩道、案内体制の充実です。模擬授業に参加しなくても、掲示物、図書館、研究紹介や学生の雰囲気から多くの情報を得られました。
来年以降に参加する受験生・保護者へのアドバイス
- 当年度の公式サイトで開催日、学部別プログラム、申込・整理券の有無を確認する
- 第一希望のプログラムを決め、その前後に見学やキャンパス移動を入れる
- 3キャンパスを回る場合は、シャトルバスや地下鉄の時間も含めて計画する
- 暑さ対策として飲み物、帽子、タオル、歩きやすい靴を用意する
- 駅に着いた時点で、休憩所、トイレ、食事場所を確認する
- 親子で参加する場合は、学部見学と生活環境の確認を分担する
- 部屋探しの下見では、大学までの距離だけでなく坂道と生活施設も見る
まとめ|オープンキャンパスは大学生活と住まいを同時に考える機会
2026年7月30日の東北大学オープンキャンパスでは、川内・青葉山・星陵の3キャンパスを訪問しました。
模擬授業、講演、研究紹介、在学生との懇談から、東北大学で学ぶ姿を具体的に想像できました。また、地下鉄の混雑、キャンパスの広さ、坂道、休憩場所なども確認できました。
オープンキャンパスへ参加するときは、希望する学部の企画を見るだけでなく、駅からの経路、キャンパス間の移動、周辺の住宅街や生活施設にも目を向けてみてください。
受験生には進学意欲を高める機会、保護者には通学や一人暮らしを考える機会になります。当年度の公式情報を確認し、余裕のある計画で歩いてみましょう。



