前回の「第1弾 立地・家賃・周辺環境編」では、東北大学生がお部屋探しをする際に重視したいエリア選びや家賃、周辺環境についてご紹介しました。
今回は第2弾として、「間取り・階数・建物構造・築年数」について解説します。
お部屋探しでは家賃や立地に目が行きがちですが、実際に数年間住み続けることを考えると、間取りや建物の特徴によって住み心地は大きく変わります。特に東北大学は学部だけでなく大学院へ進学する学生も多く、6年間以上同じお部屋に住むケースも少なくありません。
将来の学生生活も見据えながら、自分に合ったお部屋選びをしていきましょう。
お部屋探しの際の重要なポイント① 間取りと部屋の広さ
お部屋探しで最初に考えたいのが「どのくらいの広さが必要か」という点です。
東北大学生は理系学部や医療系学部を中心に大学院へ進学するケースが多く、学生生活が6年間続くことも珍しくありません。
高校を卒業したばかりの18歳・19歳の頃と、大学院進学を考える22歳・23歳の頃では、持ち物の量が大きく変わります。
- 教科書や専門書
- 研究資料や論文
- パソコンやモニターなどの研究機材
- 趣味の道具
- 衣類や生活用品
こうした荷物は年々増えていく傾向があります。
そのため、現在の荷物量だけで判断するのではなく、将来的な収納スペースも考慮してお部屋を選ぶことをおすすめします。
ワンルームと1Kの違い
単身者向けのお部屋として代表的なのが「ワンルーム」と「1K」です。
ワンルーム
キッチンと居室が一体になっている間取りです。
【メリット】
- お部屋全体を広く使える
- エアコンの効きが良い
- 家賃が比較的安い場合が多い
【デメリット】
- 料理の臭いがお部屋に残りやすい
- 来客時に生活空間が見えやすい
1K
キッチンスペースと居室がドアで区切られている間取りです。
【メリット】
- 料理の臭いが居室に広がりにくい
- 玄関から室内が見えにくい
- 生活空間を分けやすい
【デメリット】
- 同じ専有面積でも居室がやや狭く感じる場合がある
料理をよくする方や臭いが気になる方は1Kがおすすめです。一方で、料理中もエアコンが効いた快適な空間で過ごしたい方にはワンルームが向いています。
居室と寝室を分けたいなら
生活空間と寝室を分けたい場合は、
- 1DK
- 1LDK
といった間取りも選択肢になります。
特に大学院生や在宅で研究・レポート作成をする機会が多い学生には、生活空間を分けられるお部屋が快適に感じられることもあります。
お部屋探しの際の重要なポイント② 階数
次に考えたいのが「何階のお部屋に住むか」です。
防犯面を重視するなら2階以上
一般的には、防犯面を考えると2階以上のお部屋が人気です。
特に初めての一人暮らしで不安がある方や、女性の方は2階以上を希望されるケースが多くなっています。
音が気になる方は1階もおすすめ
一方で、
- 自分の足音が気になる
- 下の階への騒音を心配したくない
- 音について注意されたくない
という方は、あえて1階を選ぶという考え方もあります。
上階への音はそれほど気にする必要がないため、精神的に楽に生活できることがあります。
家賃を抑えたいなら1階
賃貸物件では、基本的に下の階ほど家賃が安くなる傾向があります。
少しでも家賃を抑えたい場合は、1階のお部屋も積極的に検討してみましょう。
学生向け物件の防犯について
学生向け単身アパート・マンションの場合、金銭目的の空き巣被害のリスクはそこまで高くないと考えられています。
なぜなら、学生の一人暮らしは高額な現金や貴金属を保管している可能性が低く、犯罪者側から見ても効率が良くないためです。
防犯面では、空き巣だけでなく、不審者によるいたずらや迷惑行為への対策も大切です。
階数だけでなく、
- オートロック
- モニター付きインターホン
- 人通り
- 街灯の有無
なども合わせて確認しましょう。
お部屋探しの際の重要なポイント③ 建物構造
賃貸物件の構造は大きく分けると、
- 木造
- 鉄骨造(軽量鉄骨含む)
- 鉄筋コンクリート造(RC造)
の3種類があります。
※建物構造の詳しい解説は別の記事でご紹介予定です。
ここでは東北大学生のお部屋探しで知っておきたいポイントを簡単にご紹介します。
木造
木造は住宅地で多く見られる構造です。
仙台市中心部では比較的少ないですが、大学周辺の住宅街ではよく見かけます。
【メリット】
- 家賃が比較的安い
- 同じ広さ・設備でもRC造よりリーズナブル
- コストパフォーマンスが高い
【デメリット】
- 築古物件では防音性や断熱性が低い場合がある
- 建物によって性能差が大きい
ただし近年の新築・築浅木造物件は性能が向上しており、防音性や断熱性に優れた物件も増えています。一方で、築年数が古い木造物件では音や寒さが気になるケースもあるため、内見時の確認が大切です。
鉄骨造(軽量鉄骨含む)
積水ハウスや大和ハウスなどの大手住宅メーカーが多く採用している構造です。
メーカー施工という安心感から人気があります。
【メリット】
- 木造よりしっかりした印象がある
- メーカー独自の設備や管理体制が充実している
- RC造より家賃を抑えやすい
【デメリット】
- 一般的にはRC造より音が伝わりやすい傾向がある
- 防音性能は建物ごとの差が大きい
耐震性を重視してRC造や鉄骨造を希望される方も多くいらっしゃいます。
なお、現在の耐震基準を満たしている建物であれば、構造に関わらず大規模地震に対する安全性は確保されています。
鉄筋コンクリート造(RC造)
マンションタイプで多く採用されている構造です。
【メリット】
- 耐震性・耐火性が高い
- 生活音が伝わりにくい
- 外部の騒音を遮断しやすい
- 気密性が高くエアコン効率が良い
外気の影響を受けにくいため、仙台の寒い冬でも室温を維持しやすい傾向があります。
【デメリット】
- 建築コストが高く家賃も高め
- 湿気がこもりやすい
- 結露やカビ対策が必要
特に幹線道路沿いや繁華街周辺で静かに暮らしたい方にはRC造が人気です。
お部屋探しの際の重要なポイント④ 築年数
築年数を見る際は、単純に「新しい・古い」だけで判断しないことが大切です。
1981年5月31日以前に建築確認を受けた建物は旧耐震基準
1981年5月31日以前に建築確認を受けた建物は、旧耐震基準で設計されています。
旧耐震基準では、
「震度5程度の地震で倒壊しないこと」
を想定しています。
1981年6月以降は新耐震基準
1981年6月1日以降に建築確認を受けた建物は、新耐震基準で設計されています。
新耐震基準では、
「震度6強~7程度の大規模地震でも倒壊しないこと」
を目標に大幅な強化が行われています。
2000年基準
さらに2000年6月1日以降は、特に木造住宅の耐震基準が強化されました。
現在のお部屋探しでは、
- 新耐震基準(1981年6月1日以降)
- できれば2000年基準以降
を一つの目安として考える方も多くなっています。
築浅物件の特徴
新築・築浅物件は、
- インターネット無料
- 宅配ボックス
- 浴室乾燥機
- モニター付きインターホン
- 独立洗面台
など、最新設備が標準装備されていることが多くなっています。
築20年・30年でも良い物件は多い
築年数だけで判断するのはおすすめできません。
築20年・30年の物件でも、
- リフォーム状況
- 設備交換履歴
- 共用部分の清掃状態
- 外観の管理状況
によって住み心地は大きく異なります。
実際には、築古でも丁寧に管理されている物件の方が、築浅でも管理が不十分な物件より快適な場合もあります。
内見の際には室内だけでなく、共用部分や建物全体の管理状態も確認してみましょう。
まとめ
東北大学生のお部屋探しでは、家賃や立地だけでなく「間取り・階数・建物構造・築年数」を総合的に考えることが大切です。
今回のポイントをまとめると、
✅ 大学院進学も見据えて部屋の広さや収納を考える
✅ ワンルーム・1K・1DK・1LDKの違いを理解する
✅ 防犯重視なら2階以上、家賃重視なら1階も選択肢
✅ 建物構造ごとの特徴を理解する
✅ 築年数だけで判断せず管理状態も確認する
✅ 1981年以降、できれば2000年以降の建物を一つの目安にする
お部屋探しに正解はありません。
すべての条件を満たす物件は多くありません。だからこそ、「家賃」「立地」「広さ」「設備」などの中で、自分が何を優先するのかを決めておくことが、後悔しないお部屋探しのポイントです。
「何を優先したいのか」を整理しながら、自分の学生生活に合ったお部屋を選ぶことが大切です。
東北大学生お部屋探し相談室では、学生生活や研究環境も考慮しながら、一人ひとりに合ったお部屋探しをサポートしています。お部屋探しで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
次回は、『第3弾 設備編』について詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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